初めて靴に10万かけた話
- ビビりながら買ったマルジェラ
メゾン・マルジェラの足袋バブーシュを購入して2年が経った。
店舗で購入してしまうと本当に10万円もかけることになるので、初めての海外通販にビクビクしながらもクーポンのために気合でポチったのだった。
当時大学生1年生。周りからはなぜ靴にそんな金をかけるのかと笑われた。ぶっちゃけ僕もそう思うわ。でも欲しいものは欲しい。
親には半年くらい「この靴5万もしたわ〜!高かったけどバイト頑張ってよかったわ〜!!」と謎にサバをよんでいた。
- 2年履いてみて
かかとを潰してスリッパのように履けるバブーシュ。しかし買った当初は形を崩すなど恐れ多く、ゆっくり丁寧に足を通していた。しかしこの靴は履きジワがついてこそだと勝手に思っている。今ではコンビニ行くのに履いていったりもする。革はもうふにゃふにゃだ。
マルジェラは裸足の感覚を求めて足袋シューズを作ったらしい。この自然体な扱いはありっちゃありかもしれない・・・。
- メンテの話
裏張りのソールもそろそろ交換しなくてはいけない。何なら半年に一回交換してもいいかもしれない。型にもよるが足袋シューズのソールは非常に脆いため、裏張りは必須だ。
買った当初はきれいなレザーソールをそのままにしたいという想いもあったが、履けば汚れるので長く履くためにも専門店で補強して正解だった。薄いソールのため履き心地も損なわない。
それと定期的に専門店で磨いてもらうこともおすすめしたい。自分で防水スプレーやクリームを使ってケアすることも大事だが、素人の腕ではクリームをつけすぎたりかえって革の状態を悪くしてしまうこともあるらしい。
基本引きこもりのためなかなか行こうという気が起きないのだが、いつか東京交通会館で営業している千葉スペシャルで足袋を磨いてもらいたいものだ。
- もう一足くらいほしいタビ
正直もう一足ほしい。次は低めのヒールがついた、カーキかベージュのやつ。バブーシュじゃなくブーツで。最近出たローファータイプもアリだ。
これを言うと、いつもお世話になっているセレクトショップの店員さんに
「二足はいらないから他の靴を買いなさい。」
と苦笑まじりに言われるのだが、そして自分でもわかっているのだが、それでも欲しくなってしまう魅力がマルジェラの足袋にはある。